累乗とは「同じ数や文字を繰り返しかけたもの」
a2は「aの2乗」といい「aを2回かけたもの」
右上の小さな数は「指数」
負の累乗は注意↓
(−a)2=(−a)×(−a),
−a2=−(a×a)
累乗
累乗とは、「同じ数や文字を繰り返しかけたもの」のことです。
5×5は5の2乗といい、52と書きます。
5×5×5は5の3乗といい、53と書きます。

この数字の右上の小さな数は指数です。
25は指数が5なので2を5回かけたものを意味します。
25=2×2×2×2×2=64
指数の数だけかけたものを表していますね。
負の数の累乗
次に、負の数の累乗はどうなるのか考えてみましょう。
Ex.) ①(−2)2,②−22
①はカッコ全体を2乗するので(−2)を2回かけることを意味しており、
(−2)×(−2)=4となります。
②は2の2乗にマイナス記号がついているので、
−(2×2)=−4となります。
もう少し正確にすると、
−22=−1×(+2)2と表すことができます。
正の数のプラス記号や掛け算の記号、また掛け算では「1」を省略できるので「−1」は「−」となりマイナス記号のみ残ります。
このように、どのような数や記号が省略されているのかを考えると、式の意味を正しく理解できますね。
Practice
問1.次の数を素因数分解して、累乗の指数使って表してみましょう。
(1)36
(2)24
(3)100
(4)256
(5)144
(1)36=2×2×3×3=22×32
(2)24=2×2×2×3=23×3
(3)100=2×2×5×5=22×52
(4)256=2×2×2×2×2×2×2×2=28
(5)144=2×2×2×2×3×3=24×32
(2)24=2×2×2×3=23×3
(3)100=2×2×5×5=22×52
(4)256=2×2×2×2×2×2×2×2=28
(5)144=2×2×2×2×3×3=24×32
(1)33
(2)27
(3)53
(4)(−5)3
(5)−32
(1)3×3×3=27
(2)2×2×2×2×2×2×2=128
(3)5×5×5=125
(4)(−5)×(−5)×(−5)=−125
(5)−(3×3)=−9
(2)2×2×2×2×2×2×2=128
(3)5×5×5=125
(4)(−5)×(−5)×(−5)=−125
(5)−(3×3)=−9
蛇足
正の整数の2乗のことを平方数、
正の整数の3乗のことを立法数といいます。
「平方」は面積の計算、「立法」は体積(立体)の計算に使われることが多いですね。
豆知識として知っておくと良いです!
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